●セラピストプロフィール

筒井章子 1965年大阪生まれ大阪育ち

 大阪で短期大学の英文科を卒業前の就職活動中に「ワーキングホリデー」という制度を知り卒業後の渡豪を決めてアルバイトで資金を調達し渡豪。日本とは違い開放的で自由な暮らしの中にある自然を慈しみ、自然を大切にする暮らしを存分に楽しみながら長い夏休みのような1年を過ごす。

 帰国後は外資系医療機器メーカーに入社、大阪支店での勤務8年目に東京本社へ転勤となりBPR室に配属され、BPR事業で立ち上げたカスタマーセンターのセンター長に就任。就任2年目にして新しくチャレンジしてみたいことが芽生え始めたのと、長いハードワークが続き体調不良と「休みたい」の一心で退職。好きな事だけやる!と決めて人生2回目の長い夏休みのような10か月を過ごす。この間に、国際NPOのワークキャンプに参加しタンザニアを訪問、一見不便だけれど地に足の着いた自然の中の逞しい暮らしにカルチャーショックを受ける。

 2度目の就職はカスタマーサービスのコンサルタント会社に入社、コールセンター運営部門にてSV、MGRにとして就業。センター運営のクライアント交渉、業務改善、収益管理等センターマネジメント、スタッフや後輩の育成のため、面談、目標設定、評価、労務管理、研修等の企画や講師を務め、やりがいに満ちていたが、やはり常に何かに追いかけられるようなハードワークの日々。ある日友人から誘われたイベントに参加して、「パーマカルチャーデザイン(持続可能な農的暮らしと関係性のデザイン)」という概念に出会い、人生2度目の大きなカルチャーショックを受ける。翌年「パーマカルチャーデザイン」を学ぶために、毎週末を里山に通う1年を過ごす。
 1年通ったパーマカルチャーの考え方に大きく刺激を受けて、社会のフィールドで自分のエネルギーを消耗していることに気づき、勤続9年目にして退職。
地元の大阪に戻り、地域コミュニティでパーマカルチャー的思考を啓発する活動などを始めつつ、生業として以前から興味のあった心理学の勉強を始める。

いくつかの資格を取得後2015年に「あかり」を開業、サロンでのセッションやイベント等でのセッションの提供を始める。2019年末自分自身が持っているトラウマに気づき、まずは自分を癒すことの必要性を痛感する出来事があり、また、流行り病の影響もありサロンは一旦休業する。その後、心身双方から様々なメソッドで自分自身の内面と身体にアプローチし何層にも折り重なった自分の過去のある意味でトラウマを解消し、「生きるってこんなに楽だったのか」と心身の疲労にまみれていた自分を再認識する。自分自身の経験からストレスや心身の不調へのアプローチとして「身体感覚」と「潜在意識」にはかなり深い信頼感を持つようになる。

 また、2014年TRE(緊張&トラウマ解放エクササイズ)のプロバイダー養成講座で「身体感覚」への信頼感を科学的な確信に変えてくれる「ポリベーガル理論」と出会う。

 2021年「催眠療法による潜在意識へのアプローチ」と「ポリベーガル理論」の両方をメインスキルとした「自我状態療法=EST」に出会い、2022年にかけて養成講座を受講。また、この間、母の認知症状が怪しくなり、母との対話や彼女の人生を振り返った時、人生をサバイバルして生きるために長年自我を歪めて生きて来た事(複雑性トラウマ)も認知症状に影響しているのでは?との仮説を覚え、認知症状を脳の部位別に評価してリハビリを行う、認知症リハビリテーション専門士の資格も取得する。認知症予防セラピー、認知症のご家族を持つ方のカウンセリングも始める。